夏合宿の2日目は、朝の散策からスタート。
珍しいセミやカエルと出会い、街なかでは感じられない涼しい夏の朝を迎えました。
朝ごはんの後は泊まった合宿所の片付け。
高学年がリーダーシップをとり、どんどん作業を進めていきます。
普段の小学校生活ではなかなか体験できない、1年生〜6年生の異年齢交流がこの夏合宿ではベースとなり、高学年は低学年を気にかけみんなのまとめ役となります。
こうした高学年の姿を、中学年は来年や再来年に自分のターンで見て学んだことをアウトプットします。
そうやって次へ次へと引き継がれていく様子はたのもしいなと感じます。
合宿所をあとにして、今日のメインは「オオサンショウウオ」の観察会。
NPO法人西中国山地自然史研究会の皆さまにご協力頂きました。
最初にオオサンショウウオについて座学を受けて、可愛川へ移動しオオサンショウウオを探します。
見つかるかな!?
川へ入ると一旦オオサンショウウオのことは忘れて、魚を捕まえるのにみんな夢中。
「いっぱいいる!」「そっち大きいのがいったよ!」「バケツ持ってきて!」
でも、「オオサンショウウオがいたー!」の声に全員顔を上げ、発見場所へと急ぎます。
オオサンショウウオは特別天然記念物、生きた化石といわれ準絶滅危惧種です。
初めて見る小学生もいる中、本物のオオサンショウウオを前に「わー!」「大きい!」と歓声があがります。
捕獲したオオサンショウウオは少し観察させてもらって、川へかえします。
「本当に目が小さかった」「かわいー」「触ったら気持ち良かった」
名残は尽きませんがオオサンショウウオとお別れし、帰路へつきます。
1泊2日、あっと言う間でした。
お天気にも恵まれ、豊な自然の中たくさんの生き物たちと触れ合いました。
広島市の中心部に住む小学生たちは、外で思いっきり遊ぶことや自然に触れることがなかなか難しい環境にあります。
五感をフルにつかって、体全体で感じ学んだ2日間でした。
多くの方にお世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。
また来年も開催できることを楽しみに、次の合宿は冬の予定です!