秋晴れの中、6月に続き今年度2回目の「川の生き物調査隊」が行われました。
秋の生き物調査隊は釣りをして、京橋川にどんな魚がいるかを調べます。
今回もささきつりぐさんに協力して頂き、川の生き物のこと、釣りのことを教えてもらいました。
(ささきつりぐさんは、広島駅の前にお店を構える釣り具屋さんです。)
ささきつりぐさんから、今年は良い便りが届いていますよ!とのお話。
秋の風物詩と言われるハゼが京橋川に5年ぶりに戻ってきているとのこと。
ハゼは、ここ数年豪雨や鵜によりほとんど見られなかったそうです。
もしかしたら、ハゼが釣れるかもしれないね!他にもどんな魚がいるかなと、ワクワクしながら川原へ向かいます。
川原に着いたら、まずはゴミ拾いを行いました。
一見きれいに見えた川原ですが、ベンチの周りには空き缶や食べ物の袋、タバコのポイ捨てが短時間でも沢山見つかりました。
そして、釣りの開始です。
はじめに釣竿の持ち運び方や立てかけ方、糸の掛け方を教えてもらいました。
中学年は自分で、低学年の子は大人に手伝ってもらいながらやりました。
餌のゴカイをつけたら、釣り糸を垂らして魚を待ちます。
遠くで魚が跳ねたり、すぐ近くで見えたりするので「おる!おる!」と声があがります。
しばらくすると、「釣れた!!」の声。
一匹目は、はじめにお話があったハゼが釣れました。
そこからは、どんどん「釣れた!」の声が聞こえてきました。
最後は大物のイダも釣れました。
ハゼ、チヌ、イダ(ウグイ)などが沢山釣れ、ささきつりぐのスタッフさんも「こんなに釣れるとは思わなかった」と話しておられました。
昨年は釣れなかったハゼが一番釣れた今年。
川の生態はその年によって大きく違うことを教わりました。
これからも川には多くの生き物が棲み続けられる環境を守っていかなければならないと感じます。
森いく小学校では、このような活動を通して、子ども達が自ら自然を大切にする心を育んでいきたいと考えています。
この活動は、瀬戸内オリーブ基金の助成を受けて活動させて頂きました。