広島市中心部も厳しい暑さの夏です。
大雨が続いたかと思えば、35℃前後の気温が続く猛暑。
毎年のように気候変動を感じる時代になりました。
Google mapの航空写真を見ると、広島市中心部はまるでコンクリートジャングル。
気象庁が発表している気温以上の体感温度です。
そんな広島市中心部の中にポツンとあるオアシス、比治山。
一歩山肌に入ると驚くような涼しさです。
今日は、定期的に整備を行っている場所のゴミ拾いと下草・笹刈りを行いました。
セミ時雨を聞きながら、梅雨前に刈ったのにもうにょきにょき生えている下草と笹を刈っていきます。
途中、羽化したばかりのニイニイゼミにも会いました。
下草・笹刈りの後はゴミ拾い作業。
今日、作業した場所の上は駐車場になっているのですが、そこから投げ捨てられているのであろう、沢山のゴミがありました。
梅雨時期に続いた雨で、ゴミの上には流れてきた土が被さり、土の中に埋まっていっています。
こうして、ゴミ→土→ゴミ→土…と地層のようになている場所が比治山には多くあります。
ゴミのほとんどは瓶・缶、プラスチックなど飲食物のゴミで、自然に還るものではありません。
比治山には各所にゴミ箱があります。
広島市が委託している業者の方が定期的に回収に来てくれます。
ゴミはゴミ箱に捨てて欲しい、いつもそう思います。
1箇所、数十分拾っただけで、これだけの量のゴミが集まりました。
左から、鉢、パイプ、一升瓶、45ℓ袋いっぱいのゴミ。
鉢はよく捨てられているゴミのひとつです。
比治山に植物を鉢ごと捨てているようなので、鉢は自然に還らずゴミとなり、植物は山に根を張りどんどん増殖しています。
そのため、自然に生えるはずのない植物を比治山で目にすることが多々あります。
広島市中心部に位置する比治山は、身近でプライスレスに自然に触れることができる貴重な場所です。
そういった場所がどんどん少なくなっている広島市で、比治山の森を守り育てる活動をこれからも続けていきます。