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竹林整備

森いく小学校 ブログ

春、お花見の季節がやってきました。

それと共に私達の竹林整備が行われました。

 

毎年、筍が生える時期に駆除を行い、これ以上竹を増やさないようにしています。

近年、比治山には竹が増え続けています。

そしてその勢いは増しているように感じます。

 

竹は根を深く張らないので土砂崩れの原因になります。

比治山は住宅地と密接しているので、災害を未然に防ぐために定期的な整備が必要です。

竹の浅く根をはる性質によって、成長するはずだった植物が枯れたりするなど生態系を守る意味でも大切な活動だと考えています。

 

また、お花見の時期と重なるため比治山にはポイ捨てが増えます。

竹林整備と合わせてゴミ拾い活動も行います。

 

この日は、春休み中の小学生達と整備を行いました。

まずは比治山の竹林の現状を伝え、なぜ竹の整備が必要かを一緒に考えます。

竹の性質や環境の問題など学んだ後に、実際に竹の整備を行いました。

 

小学生はペアになって、協力して作業を行います。

昨年度の整備で落ち葉かきがされていたことで、この日は筍を見つけるのが早かったように思います。

すぐに「あった!」「みつけた!」の声があちこちから聞こえてきました。

 

筍を見つけたら、それぞれスコップを手に掘り出します。

筍を掘るのは簡単な作業ではありません。

ペアで協力しあい、声掛け合います。

時には隣のペアを呼んで協力し合います。

子ども達は自然と協力しあう大切さやコミュニケーションを学んでいきます。

 

なかなか掘り出せない筍ですが、どの子も最後まであきらめずがんばる姿が印象的でした。

そして筍が掘れるととてもいい笑顔でした。

 

小学生は自分達の住む身近な場所である比治山で、このような整備活動をすることで身近な自然を大切にしていく思いや考え、行動が広がっていくことを願っています。

 

この活動は瀬戸内オリーブ基金の助成を受けて行いました。

ありがとうございました。

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