比治山の森を守り育てる会 ブログ
広島市の中心部にある小さな山、比治山。
どんどん緑が消えていく広島市の街なかで、ポツンとオアシスのような貴重な自然に触れることができる場所です。
比治山は国有地ですが、比治山公園として広島市が維持管理をしています。
30年前に比治山に美術館が建設される際に一度整備された山肌は、それ以降ずっと放置され続けてきました。
下草は生え放題、樹は立ち枯れ、竹もどんどん増えています。
そんな鬱蒼とした森は不法投棄の絶好の場所となり、山肌には多くのゴミが散乱しています。
NPO法人森いく比治山は、荒れ果てた比治山の山肌を整備し、地元の方や自然に触れる機会のなかなかない地域の子ども達が安心して比治山の自然に触れることができるよう数年前から比治山の森林整備を行っています。
ひとつひとつのゴミを拾うところから、定期的な下草・笹刈りや、竹林整備などを行っています。
週末に、行ける人が比治山へ行き、ゴミ拾いなどの作業を継続して行っています。
こちらは、1年前のBefore写真。
このエリアの整備を始めたくらいの時期です。
多くの立ち枯れ樹木やゴミが散乱している場所でした。
ちょうどこのエリアの斜面の上が駐車場になっていて、そこからゴミが投げ捨てられていました。
そして、今日撮ったAfterの写真。
ポイ捨てされた多くのゴミ、枯れ枝や下草で覆われていた地面を整備して、やっと地面に太陽の光が当たるまでになりました。
ポイ捨てされるゴミも少しずつ減ってきています。
一過性のものではなく、継続して整備活動を行うことの大切さを改めて感じました。
地元の方でいつもお散歩コースで通られる方にも「きれいになったね」と声をかけて頂く機会も増え、嬉しい限りです。